楽譜を書くのに使えそうな万年筆やペン [音楽]
最近、バッハの無伴奏の楽譜を あの自筆譜のような感じで
写譜しようとしています。 かっこいい言葉でいうと浄書です。
まずは形から。 ということで写譜に使えそうな万年筆の一覧+α。
現在の楽譜用として定番。 ただ、巷のサンプルを見ていると横書きの細線もやや太目で、JAZZ っぽい感じの手書き譜のような印象。 楽譜用ではなく通常の筆記用として愛用する人もいる。
中屋万年筆という、元プラチナ社員で退職後に自分のブランドを起こした人がいる。
こちらは特注品が中心で値段は高めだが、その分デザイン・調整などの融通は利く。
Music nib(MS)がラインナップされているものにカスタム742 と カスタム74のシリーズがある。
742 シリーズのほうが上等ぽい。(カートリッジなどは非互換ぽい)
カスタム 74 は カスタム 74ミュージックの黒軸ということで「ブラック・ミュージック」という
特別な名前がついていて物欲をそそる。
ペン先に ZOOM と MUSIC がある。 ZOOM はペンの傾け具合によって太さを変えられる。 MUSIC は音楽用に書く方向によって太さが違うもの。
本来はカリグラフィー用。 お試しで使ってみる分にはいいかも。
ただし、私のような「にわか万年筆使い」が使うと早い線ではかすれやすい気がする。
ペン先が特殊なので、筆記具としての書きやすさも同じ LAMY の LAMY Al-Star より
下になってしまうが、細い線は EF と同じぐらいの太さでかける。
赤い輪のロットリングのカリグラフィー用ペン。
カリグラフィー用 1.5mm ぐらいが楽譜にも使えそうな太さかな?
大昔に売られていた万年筆。 2本スリットの Music nib もラインナップされていた。
現在は廃番で中古品でも入手可能かどうかは不明。
こちらもディスコン品の模様。 現行カタログには Music nib らしきものは掲載されていませんでした。
一度に5本の並行線が書けるボールペン。 五線用。
ちなみに、上記 NOLIGRAPH とは関係ないが五線(music staff)を書くためのニブ
(万年筆の先っちょが5本並んでるようなの)も music staff nib で検索するとある。
どこ製ということはないが、バロック期の大昔の筆記具をまねるなら Quill?
Cutting Quill Pens from Feathers
http://www.flick.com/~liralen/quills/quills.html
つけペンやGペンのほうが万年筆(いわゆる浸けないペン)より筆圧での線の太さを
調節しやすいとのことなので技術のある人ならこちらのほうが使いやすいかも。
あと、このへんとか。
http://www.brause-kalligraphie.com/index_en.htm
ニブ(nib): 万年筆の金属製のペン先。
線の太さによって EF(Extra Fine)、F(Fine)、M(Medium)、B(Bold)、2B(2Bold)等鉛筆のような種類分けがある。 材質はスチール、金+何かの合金などがおおく、金の場合14K~21K ぐらいまで純度はさまざま。
また、通常の筆記具の場合は縦に書いても横に書いてもほぼ同じ太さの線が書けるが、楽譜用に使うものとして符尾などの太い部分を効率的に書けるように方向によって線の太さが違う Music nib(MS)がラインナップに用意されている場合がある。 カリグラフィー(装飾文字など)用のものも同様の特徴を備えるが、書き味についてはかなり違うといわれる。 いずれにしても使いこなすにはペンの持ち方や筆圧などを含めある程度の修業が必要。
通常は先端に毛細管現象を利用するためのスリットが入っており二股に分かれている。 音楽用のモノの場合には、太い線でかすれないようにスリットが2本入っていて三つ股のものもある。
ペン芯: ニブの裏側の蛇腹みたいな部分
カートリッジからのインクが一度に出過ぎないように&ペン先に安定したインク量を供給できるように各社さまざまな工夫がしてある。 蛇腹も工夫の一つなので、つるんとしている場合もある。
インク供給方式
- カートリッジ: プラスチックのパイプにインクが詰められたもの。 もっとも一般的。 カートリッジは使い捨て。
メーカー・商品ごとに形状が違うため互換性がないことがある。 が、ある程度の融通は利く場合もある。
- コンバータ: プラスチックのパイプの代わりにインクの瓶からインクを吸って貯める機構。 コンバータはインクがなくなったら再度インク瓶からインクを補充すればまた使える。
コンバータの形状もカートリッジと同じくメーカー・商品によって互換性の確認が必要。
- 吸引式: コンバータを本体に内蔵たもの
- ドボ漬け: インク瓶に直接ペン先をつけながら書く。 書道と同じ方式。
写譜しようとしています。 かっこいい言葉でいうと浄書です。
まずは形から。 ということで写譜に使えそうな万年筆の一覧+α。
□ Platinum # 3776 Music nib / プラチナ万年筆
現在の楽譜用として定番。 ただ、巷のサンプルを見ていると横書きの細線もやや太目で、JAZZ っぽい感じの手書き譜のような印象。 楽譜用ではなく通常の筆記用として愛用する人もいる。
中屋万年筆という、元プラチナ社員で退職後に自分のブランドを起こした人がいる。
こちらは特注品が中心で値段は高めだが、その分デザイン・調整などの融通は利く。
カスタム 74・742 ブラック 楽譜用特太字ミュージック(MS)/ パイロット万年筆
Music nib(MS)がラインナップされているものにカスタム742 と カスタム74のシリーズがある。
742 シリーズのほうが上等ぽい。(カートリッジなどは非互換ぽい)
カスタム 74 は カスタム 74ミュージックの黒軸ということで「ブラック・ミュージック」という
特別な名前がついていて物欲をそそる。
□ 透明プロフィット / セーラー万年筆
ペン先に ZOOM と MUSIC がある。 ZOOM はペンの傾け具合によって太さを変えられる。 MUSIC は音楽用に書く方向によって太さが違うもの。
□ ラミー JOY / LAMY
本来はカリグラフィー用。 お試しで使ってみる分にはいいかも。
ただし、私のような「にわか万年筆使い」が使うと早い線ではかすれやすい気がする。
ペン先が特殊なので、筆記具としての書きやすさも同じ LAMY の LAMY Al-Star より
下になってしまうが、細い線は EF と同じぐらいの太さでかける。
□ ArtPen / ロットリング(Rotring)
赤い輪のロットリングのカリグラフィー用ペン。
カリグラフィー用 1.5mm ぐらいが楽譜にも使えそうな太さかな?
□ 51 + Music nib/ Parker
大昔に売られていた万年筆。 2本スリットの Music nib もラインナップされていた。
現在は廃番で中古品でも入手可能かどうかは不明。
□ 型番不明 / ペリカン
こちらもディスコン品の模様。 現行カタログには Music nib らしきものは掲載されていませんでした。
□ NOLIGRAPH(ノリグラフ)
一度に5本の並行線が書けるボールペン。 五線用。
ちなみに、上記 NOLIGRAPH とは関係ないが五線(music staff)を書くためのニブ
(万年筆の先っちょが5本並んでるようなの)も music staff nib で検索するとある。
□ 羽根ペン(Quill)・つけペン(Dip Pen)・Gペン(漫画作成用ペン)・そのほか
どこ製ということはないが、バロック期の大昔の筆記具をまねるなら Quill?
Cutting Quill Pens from Feathers
http://www.flick.com/~liralen/quills/quills.html
つけペンやGペンのほうが万年筆(いわゆる浸けないペン)より筆圧での線の太さを
調節しやすいとのことなので技術のある人ならこちらのほうが使いやすいかも。
あと、このへんとか。
http://www.brause-kalligraphie.com/index_en.htm
●用語
ニブ(nib): 万年筆の金属製のペン先。
線の太さによって EF(Extra Fine)、F(Fine)、M(Medium)、B(Bold)、2B(2Bold)等鉛筆のような種類分けがある。 材質はスチール、金+何かの合金などがおおく、金の場合14K~21K ぐらいまで純度はさまざま。
また、通常の筆記具の場合は縦に書いても横に書いてもほぼ同じ太さの線が書けるが、楽譜用に使うものとして符尾などの太い部分を効率的に書けるように方向によって線の太さが違う Music nib(MS)がラインナップに用意されている場合がある。 カリグラフィー(装飾文字など)用のものも同様の特徴を備えるが、書き味についてはかなり違うといわれる。 いずれにしても使いこなすにはペンの持ち方や筆圧などを含めある程度の修業が必要。
通常は先端に毛細管現象を利用するためのスリットが入っており二股に分かれている。 音楽用のモノの場合には、太い線でかすれないようにスリットが2本入っていて三つ股のものもある。
ペン芯: ニブの裏側の蛇腹みたいな部分
カートリッジからのインクが一度に出過ぎないように&ペン先に安定したインク量を供給できるように各社さまざまな工夫がしてある。 蛇腹も工夫の一つなので、つるんとしている場合もある。
インク供給方式
- カートリッジ: プラスチックのパイプにインクが詰められたもの。 もっとも一般的。 カートリッジは使い捨て。
メーカー・商品ごとに形状が違うため互換性がないことがある。 が、ある程度の融通は利く場合もある。
- コンバータ: プラスチックのパイプの代わりにインクの瓶からインクを吸って貯める機構。 コンバータはインクがなくなったら再度インク瓶からインクを補充すればまた使える。
コンバータの形状もカートリッジと同じくメーカー・商品によって互換性の確認が必要。
- 吸引式: コンバータを本体に内蔵たもの
- ドボ漬け: インク瓶に直接ペン先をつけながら書く。 書道と同じ方式。
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